News in Italy イタリアニュース
イタリアの最新情報。イタリアで話題になっているニュースをお届けします。



2008年10月23日
生徒の抗議運動
マリアステッラ・ジェルミーニ教育大臣が提案した学校改革法案に対し、 イタリア全土で生徒と教員による抗議運動が拡大している。 この法案は、イタリアのあらゆる年齢層の子どもが通うすべての教育機関の再編を規定したもので、 6才から11才までの子どものための小学校(scuola elementare)、 11才から14才までの中学校(scuola primaria)、14才から19才までの高等学校(scuola secondaria)、 そして大学(universita')までが改革対象となっている。 この法案に反対する抗議運動の高まりによって、生徒と教師によるストライキや、 広場でのデモ、学校施設の占拠、授業の妨害などが起こっている。 この運動が多数の人々の注目を集めている背景には、野党がデモを煽っているという事情がある。 これに対しジェルミーニ大臣と政府側は断固たる態度を貫く姿勢である。 野党側は、この法案のせいで教育機関への予算がカットされ、教員の数が削減され、 イタリアの教育機関の質は低下することになるだろうと主張する。 これに対し政府側は、イタリアの教育機関が今まさに危機的状況にあることを訴え、 教育機関が内包する非効率性と浪費されている資金をを取り除くことにより、 これまでとは違った方法による改革が必要な段階にあるのだと反論する。 抗議運動は次第に政府と野党間の政治抗争へと性格を変えつつあり、社会の秩序を脅かす危険を帯びてきている。 政府の意向は、国民がデモを行う権利を侵害することなく、 同時に、デモに参加せず授業のために教室へ入ろうとする生徒や教師を守ることである。 政府と野党側との間のもっとも大きな見解の相違は次の5点においてみられる:
小学校の一担任制度
イタリア語をうまく話せない外国人のためのイタリア語学習特別コース 大学の研究員のための新規定
大学への予算のカット
大学コースの再編


2008年10月1日
アリタリア航空
財政破綻に陥っていたアリタリア航空から提出された経営再建案が、イタリアの航空当局ENACにより受理され、当航空会社に対しENACは2009年3月1日まで暫定的運営許可を延長することを認めた。これによりアリタリア航空のフライトは来年3月1日まで保障されることになり、運行停止の危機は回避された。今回の再建案に対し最後まで抵抗を示していたパイロットと客室乗務員が所属するアリタリア航空内の主要労働組合も9月29日に譲歩し、再建案に合意を示している。


2008年9月26日
ミラノ2009年春夏コレクション
来年のファッションの方向性を発信するミラノコレクションが9月20日に開幕、熱気に包まれるショーと展示会が27日まで続く。冒険好きな旅行者をイメージした24日のグッチのコレクションでは、オレンジやコーラルカラー、ターコイズブルーいった華やかな自然色の色使いと動植物柄で軽やかさを表現する一方、サファリジャケットや細身のテーラージャケットにくるぶし丈の細身パンツを合わせるなど、デザイン面ではむしろクラシックでシックな方向性が注目を集めた。25日はバロック風パジャマという奇抜なテーマを掲げたドルチェ&ガッバーナのステージが喝采を浴びた。凝った装飾と大胆で印象的なカッティングのデザインの服を、まるでパジャマのようなつややかなシルクやサテンの素材の生地で仕上げたドレスは強い印象を残した。シフォンやチュールの多用によってセクシー感を高めていることも今回のドルチェ&ガッバーナの特徴といえる。閉幕までの期間、若手デザイナーを含む90以上のブランドがショーを行う。


2008年9月26日
アリタリア航空
経営難で会社更生へ向けて手続き中のイタリアのアリタリア航空は、再建のための手続きの方向性がこれまで定まらず迷走を続けてきた。政府による資金援助を受けながら長らく自力再建の努力が続けられてきたがとん挫、その後はイタリア国内の投資家グループの指導の下で人員の大幅削減を含む再建策を打ち出していた。しかし労働組合との交渉が決裂したためこの再建方法も行き詰まり、もはやイタリア国内で処理できる問題ではなくなっていた。航空会社としての免許停止の危機にさらされながら、エールフランス航空会社あるいはルフトハンザ航空会社などに会社再建のための援助の打診が続けられてきたが、9月26日、再建へ向けた一定の方向性がようやくみえてきた。まずエールフランスがイタリアの投資家グループと共同で援助と指導を行うことが決定し、エールフランスの運営面での介入は最大で全体の20%の範囲内におさめるものとされた。この援助を受けるための条件として、3250人の従業員を解雇して従業員数を12500人にまで削減することが要求された。パイロット等一部の従業員の間で反発はあるものの、この削減案に関しては労働組合もすでに合意済 みである。財務債権への方向性が確立しつつあることを受けて、アリタリア航空の免許は保全されることが決定した。