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イタリアの交通 Trasporto in Italia
イタリアの公共交通手段をご紹介。
鉄道やバスを利用してイタリア旅行を快適に移動しよう。


イタリア鉄道
バス(プルマン)



イタリア鉄道(Ferrovie dello Stato= FS)
イタリアに敷設されている鉄道のほとんどは、民営化された国鉄トレニタリア Trenitalia(FS)が運営している。 イタリア全土をほぼ網羅しているうえ、ユーレイルパス Eurailpassなどの各種パスも使用できる。イタリアの列車はすべて車内禁煙になっている。
サイト から時刻表なども検索可能。切符のオンライン予約もできる。

●種類
・エウロスターシリーズ
-エウロスター Eurostar(ES)=イタリア主要大都市間を結ぶ主要幹線を走る最速特急列車。最高時速250〜300kmを誇る。
-アルタヴェロチタ Alta velocita'(AV)=2005年に導入されたエウロスターシリーズの改良型車両で、 エウロスター同様主要大都市間を走る。快適な車内環境を目指し、座席スペースを広く取るなどの工夫がなされている。 速度は区間によりエウロスターより速くなり、ときに時速300kmを越える。
-エウロナイト Euro Night(EN)=夜間運行されるエウロスターのこと。
-ティー・ビズ T−Biz(T-biz)=ローマ-ミラノ間を4時間5分で結ぶ、 エウロスターの最新タイプ。途中の停車駅はボローニャ中央駅Bologna Centraleのみで、最速でローマ・ミラノ間を移動できる。 ローマ発、ミラノ発それぞれ一日2本(土日は除く)。料金は通常のESよりも割高となる。全席指定。
(国際線エウロスター)
-エウロシティEurocity(EC)=ヨーロッパ各国の主要都市間を走る国際特急列車。イタリアから他のEU諸国への列車旅行に便利。
・チザルピーノ Cisalpino(CIS)=スイス、ドイツと北イタリア主要都市を結ぶ地域限定型国際特急列車。 区間によりエウロスターよりも高速走行が可能で、短時間での国際都市間移動に最適。
・インテルシティ・プラス Intercity Plus(IC・Plus/ICp)=エウロスターの運行の補完を目的とし、 イタリア主要大都市間を結ぶ主要幹線を走る特急列車。速度はエウロスターよりやや遅い。
・インテルシティ Intercity(IC)=エウロスターの運行の補完を目的とし、 イタリア主要大都市間を結ぶ主要幹線を走る特急列車。速度はエウロスター、インテルシティ・プラスよりやや遅い。
・インテルシティ・ナイト Intercity Night(ICN)=夜間運行されるインテルシティ。
・エスプレッソ Espresso(E)=大都市間を結ぶ主要幹線で運行されるが、停車駅が多く、 エウロスターやインテルシティより速度が遅い、通常の急行列車。
・ロカーレ Locale(L)=大都市間を結ぶ主要幹線を走る普通列車あるいは各駅列車。
・インテルレッジョナーレ Interregionale(IR)=州間を越えて走るいわゆる快速急行。停車駅が多く、地方小都市間の移動に便利。
・ディレット Diretto(D)=特定の州内あるいは隣接する州とをつなぐ準急列車。主要幹線以外に地方路線も走るので、 大都市近郊の小都市へ行くときに便利。
・レッジョナーレ Regionale(R)=特定の州内を運行するいわゆる普通列車あるいは各駅列車。二等車両のみ。

エウロスター・シリーズ(エウロスター、アルタヴェロチタ、ティー・ビズ、エウロナイト、エウロシティ)、 チザルピーノ、インテルシティ・プラスは全席予約指定制で、乗車券と座席指定券がひとつにまとめられた専用の包括運賃チケットを購入する。 この場合、特急料金内に座席指定料金は最初から含まれている。普通乗車券は使用できない。 エウロスター・シリーズの列車予約は2ヶ月前から可能で、当日は列車が始発駅を出てから3時間後まで可能。

インテルシティとインテルシティ・ナイトは、普通席か指定席かを選べる任意座席指定車 (Prenotazione Facoltativa)である場合がほとんど。 普通乗車券の使用が可能で、特急料金分のチケットを追加購入すれば普通席に座れる。指定席を選ぶ場合は指定席予約料金3ユーロが特急料金に加算される。発車直前まで予約可能。
エスプレッソ、ディレット、ロカーレ、インテルレッジョナーレ、レッジョナーレは普通乗車券のみで利用できる。

●切符の買い方
・駅構内の切符販売窓口(ビリエッテリーア biglietteria)で購入。行き先、人数、一等車(プリマ・クラッセ prima classe)か 二等車(セコンダ・クラッセ seconda classe)か、片道(アンダータ andata)か往復(アンダータ・エ・リトルノ andata e ritorno)かを窓口で告げる。 予約が必要な列車の切符を購入する場合には、さらに列車の種類、出発日時も告げる必要がある。 もしわかっているなら列車番号まで告げておいた方がより正確な予約ができる。大きな駅の切符販売窓口は、 国内線 Nazionale、国際線Internazionale、予約専用Prenotazioneとに窓口が分かれているので、表示を確かめてから購入窓口へ向かおう。
・駅構内の自動販売機Self Serviceで購入する。普通乗車券でも、エウロスター用の包括専用チケットでもここで購入でき、 予約も可能。画面に「いつ?」「どこから?」「どこまで?」など表示されるので、指示に従って画面を進み、 最後に表示された料金を投入すれば切符とお釣りが出てくる。英語表示あり。
・FS(イタリア国鉄)マークのある街中の旅行代理店窓口で購入する。買い方は、駅構内の切符販売窓口の場合と同じ。
・Trenitaliaのサイト上から特急列車をオンライン予約購入する。エウロスター、エウロシティー、アルタヴェロチタ、 エウロナイト、ティー・ビズ、インテルシティー、インテルシティ・プラス、インテルシティ・ナイトに関してはチケットレスで 乗車できるサービスがある。支払いはサイト上からクレジットカードで前払いとなり、支払い完了後に電子メールでPNR(予約番号) が送られてくるので、この番号を控えておくかメールをプリントアウトしておくこと。 乗車の際に番号を持参し、列車内で車掌が検札に来た時にそれを伝えるだけでよい。
・Trenitaliaのサイト上から「準急・普通列車オンライン予約 Regional tickets on-line」サービスを利用する。
インテルレジョナーレ、ディレット、レジョナーレ等の準急・普通列車に関しても、 サイト上で切符「ONE-WAY TICKET」を購入する乗車方法がある。支払いはサイト上からクレジットカードで前払いとなる。 支払い完了後に送られてくるメールの添付ファイルをプリントアウトすれば、それがそのまま切符となる。乗車前に切符に刻印をする必要はない。 ただし切符には購入者の名前が記され、検札の際にパスポート(あるいはそれに代わる身分証明書)を見せる必要があり、他人への譲渡はできない。 また乗車日、乗車列車が特定され、切符の変更・払い戻しはできない。ただし出発時刻から3時間後までなら、同種の列車に乗ることが可能。


@出発駅 A出発日時と時刻 B到着駅 C到着日時と時刻 
D車両の種類(1,2等) E乗車人数(Adulti=大人,Ragazzi=子供)
F列車番号 G座席(Carrozza=車両番号,Posti=座席番号) 
H運賃 I発行場所


●刻印
列車に乗車する前に必ず黄色の自動検札機(timbratrice ティンブラトリーチェ)で打刻し、利用日の日付を印刷する(コンヴァリーダ convalida) ことが必要。検札機のインクが切れていることも多いので、ガチャンという音がして日付と時間が鮮明に刻印されたことを確認しておこう。 列車発車後に車掌が検札にやってきて刻印をチェックする。検札時に刻印がないと、高額の罰金(multa ムルタ)を払わされるので注意が必要。 自動販売機で購入した切符も、必ず同様に刻印すること。 全席予約指定制のエウロスター、アルタヴェロチタ、インテルシティ・プラス乗車前の刻印は不要。 ただしこの場合でも、念のため打刻しておいたとしても影響はないので打っておいたほうが無難。

●ユーレイルパス Eurailpass
ヨーロッパに居住していない人を対象とし、原則ヨーロッパ圏外で購入する鉄道パスのこと。 ユーレイルに加盟している18カ国(フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、 ドイツ、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、スイス、オーストリア、ハンガリー、ルーマニア、ギリシア、デンマーク、 ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、アイルランド )の主要鉄道・国鉄で利用可能。イタリアの場合はイタリア鉄道(FS)全線で利用できる。 パスの有効期間には15日間、21日間、1ヶ月間、2ヶ月間、3ヶ月間のものがあり、 この期間内は連続利用できる。またユーレイルパス・フレキシー Eurailpass Flexiというパスも販売されており、 これは利用開始日より2ヶ月間の有効期間の中で、10日間あるいは15日間だけ鉄道を利用できる。つまり2ヶ月間の うちで鉄道利用日を都合に合わせて選択し、列車に乗らない日の分は払わずに済ませるシステムのパスである。 エウロスターを始めとする全席予約指定制列車を利用したり、インテルシティを座席指定で利用したりする場合には、 パスの他に別途指定券を購入する必要がある。 数カ国を周遊する場合に非常に有効かつ経済的。
ユーレイルパスは世界中の旅行代理店またはウェブサイト、ユーレイル・インターナショナル Eurail Internationalで購入できる。


バス(プルマン)
プルマン Pullmanは、地方少都市間を結んで運行する長中距離バス。 鉄道と違い、季節による運休や減便、料金の変更が生じやすいので、 バス会社の案内所かツーリストインフォメーションで最新の時刻表や運行情報を入手しておく方が安全で確実な旅行ができる。
切符は、バスターミナル内の切符売り場兼案内所で販売している。小さな町などでは、 バスターミナル付近のバールやタバッキで代理販売をしていることもある。行き先を正確に告げて、こうした場所で乗車前に切符を購入しておこう。 行き先や季節によっては、旅先の町の切符販売窓口が閉まっている場合もあるので、旅程がはっきりしている場合には、出発前に起点になる町で 往復の切符を購入しておく方が安全。 何番ホームbinarioあるいは何番停留所からの発車かを確認し、 バスのフロントガラスに表示された行き先を確認してから乗り込むこと。バス車体脇にラゲージルームがあるので、 スーツケース等の大きな荷物は、乗車前にここに自分で入れておく。乗車後に、車内にある自動検札機で日付と時間を刻印するのを忘れないように。

Sita(シータ)
国鉄グループが運営する大手プルマン会社。ヴェネト州、トスカーナ州、ラツィオ州、カンパー二ア州、プーリア州、バジリカータ州内の地方路線を走る路線をもつ。 シータのサイトはこちら

Lazzi(ラッツィ)
プラート、ルッカ、モンテカティーニ・テルメ、ピストイア、ヴィアレッジョ方面へ運行している。 ラッツィのサイトはこちら




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